神は悪人をも愛するのか。
もちろん、神は悪人をも愛しています。今は悪人となっている人も、そもそもは神が造った存在ですから。その悪人がそのまま悔い改めることなく滅びることがないように、願っておられます。そのため、時には患難(かんなん)を与えて警告するなど、生き方を再検討するように訴えておられるのです。
神は聖書の中でお気持ちを述べておられます。
「わたしは悪者の死を喜ぶだろうか。――神である主の御告げ――彼がその態度を悔い改めて、生きることを喜ばないだろうか」(エゼキエル18:23)
「わたしは、だれが死ぬのも喜ばないからだ。――神である主の御告げ――だから、悔い改めて、生きよ」(エゼキエル18:32)
神は、悪人が自らの罪を悔い改め、御子イエス・キリストの十字架の死による贖(あがな)いを信じるなら、その罪を赦(ゆる)し、永遠のいのちにあずかる者としてくださいました。ここに、神の愛があるのです。
しかし、神のこの訴え掛けに応じず、神を無視し、キリストによる救いの道を避け続けるなら、その結末はその人の責任であって、神が愛をもって臨んでくださったことを否定するものではありません。
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