【CJC=東京】英国国教会が7月7日、女性主教に道を開く決定をしたことは、正教会との関係をさらに遠ざけることになる、とロシア正教会の『ウイーンとオーストリアのヒラリオン主教』がロシアのインターファクス通信に語った。いわゆる「女性聖職」が対話の障害だったが、「女性主教」となると、これは別の問題で、国教会と正教会の間の壁をさらに厚くする、と言う。
ヒラリオン主教によると、ロシア正教会は今回の決定を「国教会があらゆる面で女性を平等に扱う、最近の世俗的基準に向かう譲歩の1段階」と理解している。「何世紀にもわたるキリストの教会の伝統が、またもや政治的正当性のために否定されるのだ」と指摘した。