【CJC=東京】バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇ベネディクト16世は7月9日、教皇庁列聖省長官ホセ・サライヴァ・マルティンス枢機卿の定年による引退を承認、後任に教理省現局長アンジェロ・アマート大司教を任命した。
また、教皇は教理省の新局長に、教皇庁立グレゴリアン大学教理神学教授および国際神学委員会局長のルイス・フランシスコ・ラダリア・フェレール神父(イエズス会)を任命、これと共に同神父を大司教(ティビカ名義大司教)に任命した。
列聖省新長官のアンジェロ・アマート大司教は、1938年、イタリア・モルフェッタ生まれ。サレジオ修道会に入会し、67年、司祭叙階。教皇庁立サレジオ大学神学部教授、学長代理、副学長を務めた。2002年12月より教皇庁教理省局長。03年1月、司教叙階(シラ名義大司教)。