泣いているとき、一緒に泣いてくれる友人がいますか?苦しんでいるとき、一緒に歩いてくれる人がいますか? 落ち込んでいるとき、励ましてくれる親友はいますか? どんな時でも助けてくれる家族がいますか?
このコラムの中で何回も例話として使ってきた映画があります。女子高生2人が死に向き合って、答えを見いだしていく作品です。何回も使っているので、もう作品名を出しますが「少女」という映画です。
すれ違いながらも、お互いがお互いを愛し、助けたいと思っている女の子2人が登場します。お互いが本当に相手のことを思っているのですが、相手の孤独と困難を本当の意味で理解できていません。そこから、だんだんとすれ違いが生じてきます。結果的に、最後はまた1つになれるのですが・・・。
本当に、皆さんの孤独、困難、苦しみ、葛藤を理解してくれる方がいたら幸せですね。どんなに慰められ、どんなに勇気付けられるでしょうか。人の励ましや慰めは、時としてまったく的外れというか、逆に「あなたに私の何が分かるの!」と言いたくなったりする場合や、ほっといてほしいというケースもありますよね。
本当に、あなたの孤独、困難、苦しみ、葛藤、恐れ、心配、寂しさに気付いて、理解し、包み込んでくれるのはキリストしかいません。人間には、それは不可能です。どんな人でも、そんなことをあなたにできないのです。人間ですから。
でも、キリストはじっくりあなたを見て、あなたの本心を理解し、あなただけの苦しみに気付き、あなたに手を差し伸べてくださいます。
韓国の女優であり、「あなたは星」や「がんばれ!クムスン」など多数の映画、ドラマに出演し、活躍するハン・ヘジンさん。日本で放送されたCMでもイメージキャラクターとして起用され、活躍しました。(ハン・ヘジンCMと検索すれば、そのCMを視聴できると思います)
そのハン・ヘジンさんが、こう語っています。「(イエス・キリストは)日常生活の中で心が傷つけられて苦しんでいる時も、いつも私を訪れて共に泣いてくださり、また・・・助けを与えてくださる」(『100人の聖書』75ページ参照)
そうです。女優ハン・ヘジンさんが語っているように、キリストは皆さんの苦しむ時にも一緒にいてくださり、助けを与えてくださるお方なのです。
よく分からなくても、また分かっていても、どっちでも大丈夫です。女優ハン・ヘジンさんが、キリストと一緒に歩み、キリストから助けを受け取っているように、皆さんも願えば、キリストが来てくれるようになります。
めちゃくちゃ苦しくて泣き叫びたい方がいると思います。もう布団に寝っころがってわめきたいという方もいると思います。「イエス・キリストさま。来てください」と言ってみてください。別に、幽霊が現れるわけでもありません。また、目に見えてキリストが出現することもないかもしれません。何も感じないかもしれません。
でも、女優ハン・ヘジンさんのところに来て、助けを与えてくださる優しいキリストは、あなたのところにも来て、助けを与えてくださいます。
今日から、聖書を片手に「イエス・キリストさま。来てください」と言ってみてください。そして、聖書に目を向けてみてください。キリストは必ず来て、あなたにも助けを与えてくださいます。
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6月5日(月)ITCN(インターナショナル東京クリスチャンネットワーク)さんにて、お話をさせていただきます。恩師である中野雄一郎先生の代わりにメッセージをさせていただくことになりました。聖書を読んだことがある方も、聖書を読んだことがない方も、教会に行ったことがある方も、教会に行ったことがない方も、どなたでもお越しください。
日時 6月5日(月)午後2時30分~
場所 千代田区神田駿河台2ー1お茶の水クリスチャン・センター4階(御茶ノ水駅から徒歩1分)
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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』
本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)
ご注文は、全国の書店・キリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。
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