【CJC=東京】バチカン放送によると、聖ペトロ・聖パウロの大祝日前日の6月28日夕、教皇ベネディクト十六世はローマの城壁外の聖パウロ大聖堂で第一晩課を行い、それと共に異邦人の使徒・聖パウロの生誕2000年を記念する「パウロ年」を開幕した。
この第一晩課の集いには、正教会エキュメニカル総主教バルソロメオス1世をはじめ、諸教会の代表者も参加した。
教皇は1年前の6月28日、今年6月28日から2009年6月29日までを「パウロ年」とされることを公式に宣言している。
「パウロ年」には、同使徒が殉教し葬られたローマをはじめ、各国の教会で記念的な司牧行事が予定されている。特にローマの城壁外の聖パウロ大聖堂では、黙想や、パウロの書簡の再考、巡礼、典礼行事、エキュメニカルな集いなどが行われる。