【バチカン市=ZENIT・CJC】教皇ベネディクト十六世は6月27日、中国の特別行政区である香港とマカオの司教団と接見した。司教団は5年ごとの定期的訪問「アドリミナ」でバチカン(ローマ教皇庁)を訪れていたもの。
教皇は「あなた方の兄弟である中国本土の司教たちが使徒ペトロとパウロの墓に、ペトロと普遍教会の後継者との一致の徴として巡礼する日がすぐにも来るよう願い、神に祈っている」と語った。
教皇はさらに両教区が「本土の教会形成のために援助すること」を要望、両教区の援助組織『カリタス』が広範に専門的に行っている活動を評価した。