カインの妻はどこから来たのか。
人類は、始祖アダムとその妻から生まれ広がりました。ところが、そのアダムと妻エバに生まれた子として書かれているのは、カインとアベル、セツの3人の男子だけです。これでは、カインとアベル、セツは妻を持てないわけですから、人類が広がるはずがありません。
しかし、これは聖書の読み方を誤まっているのです。聖書は、大事なことは何度も書いていますが、大事でないことや当たり前のことは省略することが多いのです。
アダムとエバが生んだ子で大事な子がカインとアベル、セツでした。他にも生んだ子は何人かいたわけです。女の子もいたでしょう。その女の子の中の1人がカインの妻になったと思われます。これは近親結婚ですが、人類の当初のやむを得ない時期の問題として、例外的に認められたのでしょう。
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