恐竜がかつて存在したことは、進化を示すものではないか。
恐竜は2足歩行と4足歩行*に分かれる。また肉食性と草食性にも分かれる。2足歩行と4足歩行では、骨格に大きな違いがある。2足から4足になるのは進化でなく、退化ではないか。また、草食性と肉食性でも、消化器や心臓や血管など、循環器の構造が大きく違う。これらが同じ系統の中で混在して進化するとは理解しがたい。
恐竜は、地質年表のジュラ紀・白亜紀に栄えたとされ、その白亜紀の終わり頃(6500万年前)に全滅したらしい。その原因として、以下のことが考えられる。
- 恐竜の種族としての寿命が尽きたか(しかし、この理由は種が絶えず進化するという進化論に反する)。
- 疫病、内分泌の異常か(しかし、種全体に関わるものなら、そもそも恐竜の時代が続くことはなかったはずだ)。
- 天敵によるのか(同上)。
- 植生が裸子植物から被子植物へ変化したことによる(しかし、その変化は恐竜の時代〔白亜紀〕以前に起こっている)。
- 新星の爆発とか、巨大隕石の落下の影響ではないか。これが最近の有力説である(しかし、恐竜は犬猫程度の小さいものもいた)。その中で、恐竜だけが滅び、ワニ、カメ、ヘビ、トカゲなどが生き残っているのはなぜか。
爬虫類全11目のうち、恐竜である2目6亜目が全滅したのだ。狭い範囲の種類なら全滅もあり得るが、広い範囲なら、何かあっても一部は生き残り、そこからまた、増殖するものだ。そうならなかったのはなぜか(鯨は大きくても生き残った)。
進化論では、良い方向に絶えず適応し、進化するはずではなかったか。恐竜の絶滅は、進化論の根底を揺さぶっている。
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