【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は5月18日、司牧訪問先のジェノヴァで不発弾が市民を無差別に殺傷しているクラスター爆弾について、「死の兵器」と批判した。
若者たちと唱えた正午の祈りの席で教皇は、翌日からアイルランド・ダブリンで開催されるクラスター爆弾の禁止条約作成を目的とする会議について触れ、この機会に強固で信頼の置ける国際的規範を作り出すことができるようにと訴えた。
教皇は、過去のあやまちに対する補償をし、それを将来繰り返さないことが必要であると述べ、クラスター爆弾の犠牲者とその家族、会議参加者のために祈った。