【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)司教省長官をかつて務めたベルナルディン・ガンティン枢機卿が5月13日、入院先のパリの病院で逝去した。86歳。
1922年、ベニンのコトヌー生まれ。51年、司祭。56年、コトヌー補佐司教、60年、同教区大司教。71年に教皇庁入りした後は、77年、教皇パウロ六世より枢機卿に任命、84年、司教省長官およびラテン・アメリカ委員会議長(98年現職引退)など要職を歴任した。
ガンティン枢機卿の逝去により、現在の全枢機卿数は194人、そのうち教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は118人、投票権を持たない80歳以上の枢機卿は76人となった。