昨年は世界204カ国・5億人以上が参加し、祈りをともにした「グローバル・デイ・オブ・プレイヤー(Global Day of Prayer=GDOP)」の祈りの輪が今年、日本でも広がり、東京、大阪などで祈祷集会が開かれた。今年はGDOPのスタッフとして、南アフリカのエティエン・ビック氏が初来日するなど、アフリカから始まった祈りの波が日本にも伝わり始めている。
東京での祈祷会は、毎年1月に超教派の祈祷会として開催される断食祈祷聖会を主催する全日本宣教祈祷運動運営委員会(三森春生委員長)が主催し、実現した。昨年は大阪や埼玉などで地域的に祈りが捧げられたというが、東京で公式的に行われたのは今年が初めてとなる。
GDOPでは、ペンテコステ(五旬祭)前の10日間、それぞれ定められた祈りの課題について祈り、ペンテコステ当日では、「全世界の為の祈り」を自らの教会で祈るとともに、公共の場で集会を開き、教会や教団・教派を超えて共に祈る。
東京での祈祷会は参加の呼びかけが数週間前からであったことなどから、十数人の参加となったが、三森氏は、来年が日本のプロテスタント宣教150周年の記念の年であり祈りの準備が必要であること、GDOPが世界200カ国以上に及ぶ大きな祈りの運動であり、日本においても「小さな(祈りの)光でもよいから」と思い、開催したという。
当日は、三森氏がヨハネの福音書17章17節から26節を引用してメッセージを伝え、ペンテコステ前10日間の祈りを参加者一人ひとりが担当して祈り、最後に全員で「全世界の為の祈り」を捧げた。
来年はプロテスタント宣教150周年に関連した行事が多数予定されていることなどから、各運動とも協力して、大々的に開催したいという。