「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。昼は昼へ、話を伝え、夜は夜へ、知識を示す。話もなく、ことばもなく、その声も聞かれない。しかし、その呼び声は全地に響き渡り、そのことばは、地の果てまで届いた。神はそこに、太陽のために、幕屋を設けられた。・・・あなたは、地を訪れ、水を注ぎ、これを大いに豊かにされます。・・・牧草地は羊の群れを着、もろもろの谷は穀物をおおいとしています。まことに喜び叫び、歌っています」(詩篇19篇1~4節、65篇9、13節)
秋の味覚を楽しみ、木々の紅葉が美しい季節になりました。深まりゆく季節の中で、神の大きな恵みをしっかりいただき、心満たされ喜びながら歩んでまいりましょう。
最近の米大統領選での候補者同士の中傷合戦や韓国大統領のゴシップに対する国民の反応を見ていると、世の中全体の怒りのエネルギーが満ちています。世の中の雰囲気が暗くて、暴力的、破壊的で悪や罪の力に影響を受けていることを感じざるを得ません。気をつけましょう。
私たちを取り囲むものは、決して私たちを幸せにするものばかりではありません。しかし、クリスチャンとしての毎日の生活の中には、神からの恵みがいっぱいあるということを素直に感謝しましょう。
今日の詩篇19篇1節では、「天の広がり、大地の美しさは、神の御業を私たちに教える」と語っています。宇宙飛行士たちは、漆黒の宇宙から青い地球を見て、神の御業、偉大さが分かったと言います。
1. 天地宇宙を造られた偉大な神を認めよう
この天地宇宙、自然界は、単なる偶然やハプニングの連続でたまたま存在するようになったのではなく、それを創造された神がおられるということは、聖書の基本中の基本のメッセージです。
私たちは、いつも自分の考えや認識の枠の範囲で生きていますが、実は、私たちが生きるこの世界は、私たちの理解や力をはるかに超える、大きな世界であり、私たちを取り巻く大自然、宇宙の全てを創られた神がおられることを感謝し喜びましょう。
この秋、天気の良いときは外に出掛け、空を見上げ、草花の美しさに目をとめつつ、神の御業を賛美しましょう。3千年前に書かれた詩篇の作者は、壮大な自然を見るとき、「大水のとどろき、海の波にもまさって、力強い主」と何度も主の偉大さを証ししています。(詩篇65:9~13、93:4)
2. 大自然の美しさの中で生かされる感謝
現代の医学や科学の知識でも、自然界や生命の神秘は、まだまだ明らかになっていません。その中で私たちが生かされている不思議を感謝し喜びたいと思います。一人一人は小さな者でありながら、神は私たちに精密な命を与え祝福してくださっています。ですから、素晴らしい神の御声を聞く者になりましょう。(ロマ書1:20、21)
3. 救いの道をも開いてくださったことに感謝
創造主なる神は、私たちを命あるものとして造ってくださったばかりか、私たちを罪からきよめに、独り子を世に遣わし、救いの道を開き、永遠の命まで与えてくださいました。神の愛と憐れみに感謝して喜ぼうではありませんか。(ヨハネ3:16)
4. 神の救いによって変えられる恵みに感謝
神が救い主を送り、人を救われる神の恵みが、私たち一人一人のところまで届いているのです。その救い主イエスと出会うことによって、生身の私たちではなく、神に喜ばれる正しい行動と生き方ができるように、魂の内側から変えられるのです。この恵みを感謝しましょう。(コロサイ1:21、22)
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