「また、イエスはこう言われた。『・・・彼は友だちだからということで起きて何かを与えることはしないにしても、あくまで頼み続けるなら、そのためには起き上がって、必要な物を与えるでしょう。・・・求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。・・・あなたがたも、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう』」(ルカの福音書11章5~13節)
このイエスの有名な御言葉、「求めなさい。そうすれば与えられます」を取り上げるときは、マタイからの引用が多いのですが、今日はあえてルカを開かせていただきました。ルカの福音書には、5節からの部分の例え話があるからです。
救い主イエスは偉大なお方です。しかし私たちの想像で、イエスを穏やかな聖人のように描かないようにしましょう。イエスは、私たちの想像を超えるお方です。
5節からの例え話は、真夜中に友人にパンを借りに行くことから始まります。普通なら断られるに違いないが、あなたが諦めずに執拗に願い求め続けるなら、その願いはかなうと、非常識と思えるようなことをイエスは言われるのです!
神からの祝福、恵みを頂くためにイエスが教えておられる究極の積極的な姿勢、3つのことを身に付けたいと思います。
1. 諦めは禁物
神に願っていることは、少々の困難があっても簡単に諦めないことです。今の世の中は豊かで、選択肢がいっぱいあるので、反対されたり、上手くいかないとあっさり諦めてしまう傾向があるようです。
イエスはそんな私たちに「あくまで頼み続け、叩き起こせ」と無茶苦茶な方法を取るようなことを言われているように感じます。しかし、信じて求めているものを与えられるためには、簡単に引き下がってはいけない、心を挫けさせてはいけないと語ってくださったのです。
信仰には熱さ、強さが伴います。主の前にあなたが本当に願い求めた事柄を、求め続けてまいりましょう。
2. とことん求める
「求めなさい、捜しなさい、叩きなさい」というのは、3つの違う方法論を説明されたのではありません。私たちが大切なものを追求していくときに、簡単にやめてはならないことを、イエスは二重三重にして語られたのです。神から「もう良い、分かった」と言っていただけるまで、イエスからのお答えがあるまで、とことん追求しましょう。
3. 必ず良きものが与えられる
私たち罪深い親でも、子どもたちが何かを欲しがるときに、良いものを与えようとするのです。それなら、愛と恵みに満ちた神が、良いものを恵んでくださらないわけがありません!
そしてルカは、聖霊によって教会が誕生し、力強い働きをした使徒の働きも書いていますから、神から与えられる最大の力は、聖霊であると知っていました。この聖霊が与えられるとは、神からの最大の恵み、力を頂くことであり、良い業、奇跡さえ起こるのです。
教会に集うことは、神からの最大の力、恵みを頂くことです。良きものが必ず与えられることをワクワク期待して祈りましょう!
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