天地創造以前には何もなかったのか。その時、神は何をしていたのか。
この場合の“天地”が宇宙を意味するなら、その創造以前は物質的なものは何もなかったのでしょう。神は霊的存在であって、天上界で独立自存の状態で永遠の昔から存在しておられました。そして、その働きを始める前に、天上界で子なる神(キリスト)を生み(分離し)、この方を愛し、栄光を与え、同じく霊的な存在である御使い(天使)たちとともに、喜びのうちに満ち足りておられたようです。
時至って、神は活動を始め、無から有を引き出し、エネルギー・物質・時間・空間のこの世界を造り、子なる神(キリスト)によって具体的にこの世界を組み立て、天地万物を創り出されたようです。このことは、聖書の箴言8:22、ローマ4:17、ヨハネ17:5、24などから推定されるところです。
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