【CJC=東京】オーストラリア政府は4月23日、長期的関係を築いている同性カップルに対する税制、年金、福祉などの差別撤廃のため、連邦法を改正すると発表した。ただ「婚姻とは男女間のもの」(ロバート・マクレランド司法長官)との考えから、婚姻法の改正は予定していない。2009年半ばまでに改正を終える見通し。州や準州ではすでに同性カップルの権利を認めている例が多い。
同性婚に反対してきた英国国教会シドニー教区のピーター・ジェンセン大主教は、同性愛カップルの法的権利を認めるなら、プラトニックな関係で長年共同生活をしている友人同士にも同じ権利を認めるべきだと主張した。