生駒聖書学院(奈良県生駒市、榮義之院長)恒例の「クート記念聖会」が29日、同学院で開催された。聖会は同学院の創設者、レオナード・W・クート氏を記念するもので、今年で39回目。今回の聖会では、日本オープンバイブル教団代表の菅原亘牧師(同教団・神戸キリスト栄光教会)が、信仰生活の土台をしっかりと築くことこそ、クリスチャン生活の祝福であると強調した。
同学院は1929年、英国人のクート氏によって創立。クート氏は、「不可能は挑戦となる」をモットーに、在日55年の生涯すべてを日本宣教に捧げた。1969年に78歳で「前進!」と叫んで召されたが、その後毎年、同氏を記念して聖会が行われている。
同学院の卒業生でもある菅原氏は聖会で、神の御言葉に従い、礼拝を忠実に守ることはもちろんのことで、十分の一献金を守ることで経済が安定し、聖霊のバプテスマを体験することで聖霊との人格的な交わりが与えられ、「愛・喜び・平安・寛容・親切・善意・誠実・柔和・自制」といった「御霊の実」を豊かに結ぶ品性によってイエス・キリストの十字架の救いを地の果てまで持ち運ぶ証人になれると、自身の体験とともに力強く語った。
当日は約160人が参加。関西のほか、長野県、鳥取県、愛知県などからも参加者があり、講師のメッセージから大きな励ましと挑戦を受けた。