明治学院大学国際平和研究所(PRIME)などが共催するイベント「個がメディアになる時代に・・・ -Takae, Iraq, Nagasaki, Fukushima」が10日、東京都港区の同大白金キャンパスで開催される。見ることも感じることもできない核汚染の環境の下で生きる、イラク、米国、そして日本の人々の日常の姿を記録したドキュメンタリー映画「ヒバクシャ 世界の終わりに」などの上映とトークイベントを通じて、核や被ばくと戦争の問題を来場者と考えていく。
プログラムは2部構成で、1部では「ヒバクシャ 世界の終わりに」が上映され、2部では短編アニメ「戦争のつくりかた」(10分)の上映とトークイベントが行われる。
トークイベントは、イラクの現場で支援を続ける高遠菜穂子さんと、映像作家の鎌仲ひとみさん、丹下紘希さんを交えたクロストークで、イラクで実際に何が起こっているのか、高遠さんの話を聞きながら、世界の戦争・紛争が起きている現場とメディアの伝えることがいかにかけ離れているかについて語られる。
また、今回は次世代への継承もテーマの1つとして捉え、SEALDs立ち上げメンバーで、現在、ヒバクシャ国際署名事務局キャンペーンリーダーを務める同大大学院生の林田光弘さんがファシリテーターとして参加する。
このイベントは、チェルノブイリ原発事故から30年、福島原発事故から5年となる今年、もう一度、核や被ばくと戦争の問題を考えようと行われているキャンペーン「NO WAR KNOW NUKES」の最終イベントとして行われる。同キャンペーンではこれまで、鎌仲さんが制作した2作品と、NoddINの映像作品を日本中で上映してきた。
日時:10月10日(月祝)午後4時45分~8時半(開場:午後4時15分)
場所:明治学院大学白金キャンパス・本館10階大会議室(東京都港区白金台1-2-37)
プログラム:
第1部(午後4時45分~6時50分) 「ヒバクシャ 世界の終わりに」上映
第2部(午後7時~8時半) 「戦争のつくりかた」上映とトークイベント
入場料:学生・明治学院関係者無料、一般1000円(資料代)
定員:90人
申し込み・問い合わせ:ぶんぶんフィルムズ(電話:03・6379・3989、メール:[email protected])