ユダヤ人でありながらイエス・キリストを信じるメシアニック・ジューは、総人口約700万のイスラエルで約1万人いるとされる。彼らの勢力を結集してイスラエルでの宣教を活性化させようと、メシアニック運動を支持する日本の「聖書研究会」の呼びかけで先月4〜6日の3日間、イスラエルのヘルツェリアでフォーラムが開かれた。同会は12日、東京・お茶の水クリスチャンセンターで報告会を開いた。フォーラムに日本人講師として参加した村岡丈夫牧師は報告会で、「(今回のフォーラムをきっかけに)メシアニックの大きな流れが出てくる」と語った。
今回のフォーラムには、イスラエルのメシアニック教会を代表する「ネティブヤ」と、イスラエル北部で最大級の「恵みの天幕」の指導者ら8人が集まり、今後のイスラエル宣教の展開について活発な議論を交わした。
同会によると、横のつながりが弱いとされるメシアニック教会の指導者らが集まり、イスラエル全体の宣教をテーマにしたフォーラムが開催されるのは今回が初めて。次回のフォーラムには他のメシアニック教会も連れてきたいと参加者が話すなど、今後の発展が期待される。