【CJC】スペインの北東部の小さな町ボルハで、夫に先立たれた老婦人が教会のイエス・キリストのフレスコ画を修復した結果、あまりにひどい出来上がりに世界的な笑いの種になる出来事が、2012年2月にあった。
「修復」された絵画は、漫画風な目で描かれた顔色の悪いサルのようで、口はゆがんだ染みのようだった。
この出来事から数年がたち、修復したセシリア・ヒメネスさん(85)に対する評判は一転した。修復されたキリストのフレスコ画を一目見ようと、教会には人々が押し寄せ、修復画がプリントされたマグカップやTシャツが販売されている。そして20日、この出来事から着想を得て作られたオペラが上演されることが決まったとAFP通信が報じている。
オペラを書いた米国の脚本家アンドリュー・フラック氏は「バッハやグレゴリオ聖歌などの音楽と、レディー・ガガやフランク・シナトラ風の楽曲を合わせたハイブリッドだ」と話している。