岡山県笠岡市にある「道通(どうつう)神社」の宮司、笠原源蔵容疑者(60)が19日、巫女(みこ)の女性(56)に殴ったり、蹴ったりする暴行を加え、けがを負わせたとして、傷害容疑で逮捕された。笠原容疑者は容疑を認めている。産経新聞が伝えた。
同紙によると、笠原容疑者は19日午前6時半ごろ、道通神社の社務所内で、巫女の女性を押し倒した上で、顔を殴ったり、尻を蹴ったりして、軽傷を負わせた疑いが持たれている。自身を中傷する内容の手紙が届き、女性に関与を問い詰めたが否定され、激高して犯行に及んだという。
笠岡市観光連盟のホームページによると、道通神社は、猿田彦命(日本神話に登場する神)を主祭神とする西日本随一の神社。遠方から参拝する信者も多くおり、中国・四国の瀬戸内海地方各地にある「道通様」という蛇神信仰の総本山的な地位を占めているという。