神は人間と同じように考える方なのか。
そうです。神にはパーソナリティー(人格)があって、個別自存性の自己意識(自分は他とは違う自分、何にも変えがたい自分であるとの意識)を持ち、自己意志を決定し、自己を表現する存在です。そして、論理的・理性的・道徳的に考える方です。
その限りで、人間と同じだといえます。
これは、神が人間に似ているということではなく、逆に、人間が神に似ているということです。いや、人間が神に似せられて造られたということです。
「神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された」(創世記1:27)とあるとおりです。
神は、単に自然の力ではなく、単に法則でなく、単に正義とか愛とかの抽象的な真理でもなく、生きている方、すなわち、考え、それを表現し、また、行動する方です。その神と同じ人格を与えられた人間は、神と人格的交流をすることができるわけです。いや、すべきなのです。〔それが成長した信仰の在り方です〕
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