目に見えるものでないと拝めない。
自分の目の前の虚空を見てください。何にも見えないでしょう。しかし、そこに何にもないということではありません。目には見えなくとも、空気があります。空気に小さいほこりが浮いています。時には、ばい菌も少しは混じっているでしょう。でも見えません。真っ暗闇でなければ、光も来ています。音波も電波も地磁気も(目には見えないけれども)確かに来ています。何にもないのではない、確かにある。
それらを貫いて、霊なる神もおられる。この、見えないが確かにおられる方を想念して、心の中で拝んでみましょう。そして、目をつぶって、掌(てのひら)を合わせて、自分だけに聞こえるぐらいの小さな声で祈ってみましょう。「目には見えないけれど確かにおられる神様!あなたを信じて歩みたいので、あなたについての確信を増してください。いつも私のそばにいて、助けてください!」と。その上で、具体的な願い、感謝、うれしいこと、つらいことなどを申し上げてください。これを心を込めて、朝・昼・晩の何遍も、繰り返してください。
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