【CJC】教皇フランシスコは4日、イタリア中部アッシジを巡礼、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂内のポルツィウンコラ小聖堂で祈りをささげた。
サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂は、聖フランシスコ大聖堂がそびえる旧市街の丘を下った西南地区にある。
ポルツィウンコラ小聖堂は、聖フランシスコが回心後に修復した教会の1つであり、フランシスコと同志たちにとって祈りと布教の重要な拠点だった。
1日正午から2日の深夜まで、ポルツィウンコラで恒例の「アッシジの赦(ゆる)しの日」が祝われた。この日に、痛悔と心からの回心をもってこの小聖堂を訪れる者には、免償(有限の罰の免除)が与えられる。今年は「赦しの日」の誕生からちょうど800年。
教皇はこれを記念し4日、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂を訪れたもの。ポルツィウンコラ小聖堂の中に入り、長い祈りの時間を持った。
続く講話の中で教皇は、聖フランシスコが開いた「赦しの道」は、800年たった今も天国を生み出し続けていると述べ、「赦しの道」が教会と世界を真に刷新するということを、この「いつくしみの聖年」によりはっきりと示していこうと招いた。
講話に次いで教皇は、大聖堂に隣接する修道院で、地元の司教や、フランシスコ会関係者とあいさつを交わした。教皇は修道院内の病棟を訪れ、療養中の会員らを励ました。
教皇は大聖堂の外に集まった大勢の巡礼者、市民らにあいさつと祝福をおくり、アッシジを後にローマに戻った。