シドニーを拠点とするヒルソング・ユナイテッドから最新2枚組ライブアルバム『With Hearts As One』が先日、先行発売され、1日から始まる「The I Heart Rebolution」プロジェクトがいよいよ始動する。
CDの発売は全三段階で構成される同プロジェクトの第一段目であり、今年6月にはDVD『We're All In This Together』の発売が予定されている。音を伝えるCDと視覚的なDVDは、7月に始まるオンラインコミュニティの発展や彼らが社会正義の中心として成長していくという自覚を持つためのものだという。
アルバム『With Hearts As One』に収録されている楽曲は、スコットランド、マレーシア、フランス、パラグアイ、スウェーデン、ブラジル等、様々な場所でレコーディングされた。アルバムのプロデュースに当たったのは、ヒルソング・ユナイテッドのリーダーであるジョエル・ヒューストンとギタリストのジェド・ギリースとアンドリュー・クロフォード。
「ルワンダからケープタウン、ブエノスアイレスからメキシコシティ、ロサンゼルスからトロント、ロンドンからブダペスト、そして上海からシドニーへ。僕たちはここ2年間で行ってきたほとんど全ての賛美礼拝を収録してきました。僕たちはその瞬間瞬間をただ瓶の中に詰めて、選曲してくれた全ての人のために組み合わせただけです。結果的には、僕たちの神様に賛美を歌い礼拝を捧げる地球上のあらゆる世代が一つとなったサウンドが完成しました。別々の国でのライブ参加者が同じ曲の中でジョイントし、国を超えて一つのサウンドを作り上げる事が出来ました。」とヒューストンは語った。
そんな意味を込め、アルバムのジャケットには自分を表す英語のアルファベットの” I ”と愛と象徴するハートマーク、そして我々が生きている地球が描かれている。
『With Hearts As One』はインテグリティ経由でキリスト教小売店にて、またコロンビア・ソニーBMG経由で大手小売店にて、4月1日から米国で全国リリースされる。
「The I Heart Rebolution」に関してヒューストンは、「僕たちは貧しい者や虐げられた者を助けけることで、また失われた者や壊れてしまった者に手を差し伸べることで、全ての人に対して正義と公正を追求し続けながら、行動を通して自分自身の礼拝を体験しなければならないんだ。それが、『The I Heart Revolution』の背景にある原動力となったのさ。礼拝の心を表現する人や、神様の僕たち皆に対する目的を悟った人が、他人を愛することや、主の手と足となることってとってもシンプルなことだよ」と語る。
また、ヒューストンは「僕たちは、いくつもの問題に直面して教えられたこと、また地域的・世界的に自分が神様に導かれてきたことを最善を尽くして伝え、主の道を整えたいと思っている。そういう自分の体験や誰かの証を分かち合うことで、その場が奮起されることを願っているんだ。でも実際、革命っていうのは自分自身がその行動を選択するかどうかにかかっている」と続けて語った。
「全ての世代に革命が必要だ。人は見、聴き、歩き、呼吸するように、愛する必要があるんだ」と語る。
自分自身の礼拝を体験する熱情はヒルソング・ユナイテッド・ミニストリーの思いであり、オーストラリアで最も大きい教会の一つであるヒルソングチャーチの思いでもある。ヒルソング・ユナイテッドは第39回ドーヴ賞最優秀グループ賞にノミネートされ、世界にインパクトを与えたワーシップグループとしてゴスペル音楽協会(GMA)の正式受賞者となった。 (Breathe Cast)