「また、使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議なわざが人々の間で行われた。みなは一つ心になってソロモンの廊にいた。ほかの人々は、ひとりもこの交わりに加わろうとしなかったが、その人々は彼らを尊敬していた。そればかりか、主を信じる者は男も女もますますふえていった。・・・また、エルサレムの付近の町から、大ぜいの人が、病人や、汚れた霊に苦しめられている人などを連れて集まって来たが、その全部がいやされた」(使徒の働き5:12~16)
2週間にわたるインド伝道から、皆さんのお祈りに支えられ、元気に戻ってくることができました。お祈りを心から感謝します。
今回も主の御手が私たちと共にあり、最も懸念していました集会の妨害もなく、また主は、連日の土砂降りから、野外集会の4日間だけ雨がやむという奇跡も現してくださいました。多くの人が救われ、癒やされ、主は今も働かれる真の救い主、癒やし主であることを、明確に現してくださいました。
その中で今回、特に感謝したことは、今までの集会で救われた人々が、どんどん教会につながり、教会が成長していたことです。祝福をいただきました。
今日の箇所は、初代教会の時代に、聖霊の働きによってぐんぐん成長していく教会が描かれています。今回のインド伝道と合わせて、主に導かれる教会の歩みを学びたいと思います。
1. 信仰の一致
聖霊が降り、生み出された初代教会は、12節にあるように、常に使徒たちを中心に、信仰の一致、兄弟姉妹たちが1つ心となる奇跡が起こっていました。今回、インドでも奇跡が起こりました。それは、私たちがインドの兄弟姉妹たちと信仰を1つにし、心を1つにして祈ったからです。1つのキリストの体としての教会が存在しているからです。私たちは皆、個性のある集まりですが、主にあって1つとされていることを喜びたいと思います。
2. 広がる恵み
13節で分かるように、初代教会には、熱心なクリスチャンが恵まれるだけでなく、周囲の人々を恵みの中へと招き入れるような、恵みの広がりがありました。今回、タンカチャン牧師の教会も、周囲の人たちから、この教会は良いことをしている、笑顔や祝福、恵みがあると好意を持たれて、広がりゆく神の恵みがありました。
さあ、私たちの歩みも、まだ神を信じていない人々に、喜びや平安、癒やしの恵みが広がっていくように、主に用いられる教会として、恵みの広がりを持とうではありませんか。
3. 目に見える成長
14節にあるように、目に見えて成長していく教会がそこにあったのです。タンカチャン牧師の教会も昨年より確実に増え、350人を超える人々が礼拝に出席していました。同じ町の息子さんの教会も150人を超え、300人収容できる礼拝堂建設を準備していました。
そこには前進し、成長する姿がありました。教会の姿は、これでなくてはいけない!と思いました。信じる者の数がますます増えていったという御言葉が、主の教会の成長を語っています。私たちも成長する教会でありたいと思います。
4. 聖霊の御業
初代教会では、人々の頑張り以上に、勢いのある聖霊の働きが起こりました。今回インドでも、私たちの信仰に応えて主は偉大な御業をなしてくださいました。それはなぜでしょう。私たち人間の努力や知恵、力ではなく、聖霊の働きです。
さあ、日本で、私たちの教会で、まるで津波が押し寄せてくるように、神の偉大な御業が起こることを願おうではありませんか。この夏も、心を1つにし、祈り合い、恵みの広がりを体験していこうではありませんか。
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