一人芝居でイエス・キリストの十字架と復活の真実を伝える劇団ジーザスクライストの結成10周年記念公演が4月18日から、長崎県内の3カ所で開かれる。同劇団設立者の麻生瑛子さん自らが、聖書に書かれているイエス・キリストの十字架の悲劇、その苦痛と犠牲の意味を迫真の演技で表現する一人芝居「マリー・マグダレーン」。これまでの来場者から「観衆と一体化した素晴らしい公演」「涙が幾度も幾度も頬を伝いました」「今日のような芝居を見て、一人でも多くの人が幸せになって欲しい」などの感想が寄せられている。
舞台は約2000年前のエルサレムの地下牢。イエス・キリストの復活の証人であるがゆえに投獄されたマリー・マグダレーンが処刑前夜、自らの体験したキリストの愛、十字架と復活の真実を語るという内容。テーマ曲は、作曲家の神尾憲一さんが担当している。
「傷のある地で旗揚げをしたい」との麻生さんの思いから、98年に沖縄でスタートした同劇団。公演は昨年、通算100回を達成した。国内ではすでに80箇所以上、またワシントン、ニューヨーク、サンパウロ、ハワイ、上海、香港など海外でも積極的に公演活動を行っている。これまで延べ1万3千人に、聖書の語る永遠の愛と希望を伝えてきた。
麻生さんは昨年、長崎を訪問。多くのキリスト者が殉教し、また被爆地となった現地の事情を考えながら街を巡るうちに、長崎で記念公演を開きたいという強い思いが心の中にわいてきたという。それが今回の公演のきっかけとなった。
劇団ジーザスクライスト結成10周年記念公演は、4月18日(金)は時津カナリーホール(長崎県西彼杵郡時津町野田郷62番地)で、19日(土)は香焼公民館文化ホール(長崎市香焼町501番地2)で行われ、ともに午後7時開演(開場同6時半)。続く20日(日)は浦上教会信徒会館(長崎市本尾町1-79)で行われ、午前11時開演(同10時半開場)。入場料は大人1500円、高校生以下500円。