玉川大学(東京都町田市)は9日、2017年度から一般入試への出願を全てインターネットからエントリーする「オールネット出願」にすると発表した。さらに、新しいタイプの入試として、「給付型奨学金入学試験」と「地域創生推薦入学試験」も導入する。
「オールネット出願」の対象となるのは、全学統一入学試験(前期・後期)、給付型奨学金入学試験、学部別入学試験、大学入試センター試験利用試験(前期・後期)。同大は、インターネット出願について、自動チェック機能で入力漏れ・間違いを確実にチェックでき、24時間いつでも出願できるといったメリットがあるとしている。
一方、新たに導入される「給付型奨学金入学試験」は、学業優秀で入学後も他の学生の模範となる学生に対して、最大4年間授業料を給付し、経済的に学生の学びと生活をサポートする入試。給付は、授業料の全額、半額相当額、3分の1相当額の3種類があり、筆記試験の成績によって決まる。募集人数は、全学部・全学科で計40人。
また、同じく新たに導入される「地域創生推薦入学試験」は、「教員養成の玉川」として高い評価を受ける同大ならではの入試で、教員になる夢を持つ学生をサポートする入試。東京、千葉、埼玉、神奈川の1都3県以外の高校に在学する教員志望の高校生のための公募型推薦入試で、同大を第1志望(専願)とし、人物や成績の条件を満たし、所属学校長からの推薦がある高校生が対象となる。文、農、工、教育、芸術の各学部で実施される。
この他にも、幾つかの学科を併願した場合、入学検定料が割引になる制度もあり、同大では、入試に関する新たな制度を導入することで、「玉川大学で学びたい」という意欲の高い受験生をサポートしていきたいとしている。