同志社大学良心学研究センター主催で6月14日(火)、「難民問題―世界の良心に呼びかける」と題した公開シンポジウムが開催される。国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所副代表の小尾尚子氏が講演する。司会は良心学研究センター長の小原克博氏(神学部教授)、コメンテーターは同大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授でイスラム研究者の内藤正典氏と、神学研究科博士課程に在籍しているシリア人学生のハルドゥーン・フセインさん。
同志社大学は、新島襄により創立されたキリスト教主義大学として知られているが、同センターや「一神教学際研究センター」「グローバルスタディーズ研究科」ではキリスト教、ユダヤ教、イスラム教など一神教世界について、宗教、政治経済、文化など学際的な総合研究を行っている。
今回のシンポジウムでは、近年シリアをはじめ世界各地で紛争や迫害によって故郷を離れる難民の数が急増する中、国際テロや、受け入れをめぐってのヨーロッパ諸国の対立、新たな排外主義的勢力の台頭などの現状と、いかにそれに向き合うかについて、多角的に考えることを狙いとしている。
午後4時40分から同6時40分まで。入場無料、事前申し込み不要。場所は、同志社大学今出川キャンパス同志社礼拝堂。詳しくは、ホームページ。