千葉県柏市のアパートで11日午前、住人のエステティシャン・石井彩香さん(29)が死亡しているのが見つかった事件で、千葉県警は元夫で同居する自称派遣社員・石井和樹容疑者(29)を死体遺棄容疑で逮捕した。和樹容疑者は容疑を認めている。日本テレビなどが伝えた。
日本テレビや毎日新聞によると、和樹容疑者は9日午後11時〜10日午前3時ごろ、柏市豊四季(とよしき)のアパート2階の自宅で、彩香さんの遺体を放置した疑いが持たれている。
彩香さんの母親が10日午後8時半ごろ、彩香さんと連絡が取れないと警察に電話で相談。警察官が11日午前11時40分ごろ、柏市豊四季のアパートを訪ねたところ、死亡している彩香さんを発見した。石井さんには目だった外傷はなかったが、TBSによると、首にタオルが巻き付いた状態で死亡していたという。共同通信によると、和樹容疑者は逮捕前の事情聴取で「(彩香さんの)首を絞めた」と話している。
和樹容疑者と彩香さんは離婚しているが、7歳と5歳の男児と3歳の女児の子ども3人と一緒に暮らしていた。警察官が11日午前にアパートを訪れた際には、和樹容疑者も子ども3人もおらず、警察が11日午後3時ごろ、茨城県龍ヶ崎市のネットカフェで発見。任意同行を求め、事情聴取したところ、犯行への関与をほのめかしたことから、和樹容疑者を逮捕した。子ども3人にけがはなかったという。
警察は12日、司法解剖して彩香さんの死因を調べる。また詳しい経緯を調べ、TBSによると、殺害容疑についても和樹容疑者を追及する方針。
毎日新聞が柏市教育委員会の話として伝えたところによると、7歳の男児は10日、連絡しないまま学校を休んでいた。