新潟県北条市の住宅で8日夜、住人の無職・小林千浩(かずひろ)さん(50)が、首などを刃物で複数箇所刺されて死亡されているのが見つかった。警察は、小林さんが事件に巻き込まれたとみて調べている。朝日新聞などが伝えた。
同紙によると、小林さんは三条市西本成寺(にしほんじょうじ)にある自宅の2階和室で、仰向けの状態で、首から大量の血を流して倒れているのが見つかった。首には刃物で複数回刺された痕があったという。小林さんの40代の弟が帰宅して発見、8日午後8時ごろに119番通報した。
室内には争った形跡などはなく、時事通信によると、小林さんの近くには凶器とみられる血の付いた刃物があった。
小林さんは弟と70代の母親の3人暮らしで、母親と連絡が取れなくなっており、警察は何らかの事情を知っているとみて、母親の行方を捜している。NHKによると、母親は弟が外出するまで自宅にいたという。
現場はJR三条駅の西約2キロの場所。