フランスに、「思いやりは友をつくるが、真実を言うことは敵をつくる」ということわざがあります。
もしそれが真実なことであったとしても・・・
1. 言ってはいけないことがあります。
2. 言わないほうがいいことがあります。
3. 言わなくてもいいことがあります。
4. 言ってあげたほうがいいことがあります。
人に話す前に、一度深呼吸をし、お祈りをしてから話しても遅くありません。特に、怒りや憎しみの感情に任せて言葉を発しても、争いを生じさせたり、マイナスの結果を招いたりする可能性があるものです。
冷静になったとき、「あー、あんなこと言わなければよかった!」と後悔しても、覆水盆に返らずです。口から出るたった一つの言葉が、人を生かしもするけれど、殺すこともあるからです。
聖書は、言葉について以下のように語ります。
「私たちはみな、多くの点で失敗をするものです。もし、ことばで失敗をしない人がいたら、その人は、からだ全体もりっぱに制御できる完全な人です。馬を御するために、くつわをその口にかけると、馬のからだ全体を引き回すことができます。また、船をみなさい。あのように大きな物が、強い風に押されているときでも、ごく小さなかじによって、かじを取る人の思いどおりの所へ持って行かれるのです。同様に、舌も小さな器官ですが、大きなことを言って誇るのです。ご覧なさい。あのように小さい火があのような大きい森を燃やします。舌は火であり、不義の世界です。舌は私たちの器官の一つですが、からだ全体を汚し、人生の車輪を焼き、そしてゲヘナの火によって焼かれます」(ヤコブ3:2~6)
口や舌を、①「馬を御するくつわ」 ②「船のかじ」 ③「森を燃やす小さな火」の三つに例えました。
言葉はとても大きな影響力を持っています。上記の1~4を見極めることができる知恵と思いやりの心が与えられるようにお祈りをし、素敵な人間関係を作り、人間関係を深めていきましょう。
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