西エルサレムのユダヤ教神学校で6日夜(日本時間7日未明)、乱入したパレスチナ人の男が銃を乱射し、学生8人が死亡、9人が負傷した。AFP通信が7日伝えた。
同通信によれば、事件が発生したのはユダヤ人居住区にある神学校。警察当局の発表によると、男は東エルサレム出身のパレスチナ人で、学校内に侵入し、小包のようなものから銃を取り出し発砲した。男は駆けつけた治安部隊によって射殺された。
イスラエル軍による攻撃を2月末から受けているガザ地区を実効支配するイスラム原理主義勢力ハマスは、反抗を歴史的、英雄的行為として称賛する声明を発表した。
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが運営するテレビ局は、今回の攻撃が先月殺害されたヒズボラ指揮官イマド・ムグニエの支持者とガザ地区の殉教者で構成された「ガリラヤ自由民軍団」によるものとテロップを流したが、同グループは知られておらず、実存するかどうかは不明。