毎週数多くの記事やコラムを掲載でき、しかも数ばかりでなく多様な内容を提供できるのは、まさにインターネットの活用に助けられています。しかし何よりも豊かな多様性は、それぞれの専門分野の知識を持つコラムニスト方が、私たちが分かりやすい表現で書き続けていてくださるからです。また、記者各自の工夫と努力の賜物です。
多様性が増せば増すほど、同時に、記事とコラム全体の統一性が問われてくるのは当然です。どれほど多様な記事であり、コラムであっても、それらは一つの視点と視野を共有すると理解します。そうです、小紙の「報道理念」(全文はこちら)を確認したいのです。
第一の柱は「福音による個人変革と社会変革を標榜」です。平たい言葉で言えば、個としての人間存在を徹底的に重んじ、目的の手段として利用しないのです。また、どのような事態に直面しても、生ける神の義を見上げ、絶望ではなく忍耐と希望をもって人間社会を見るのです。
第二の柱は、言わずと知れた「オンライン報道の使命」です。確かに悪用される可能性や実例を認めるとはいえ、インターネットが福音の理解と伝達にとって本来、恵みの手段として与えられている事実を見抜き感謝し、活用する努力を続けるのです。
第三の柱は「実践的四大方針」です。「福音主義の堅持」。時代と場所を貫く、聖書全体が伝える福音の堅持です。「宣教第一主義」。時が良くても悪くても、あらゆる記事とコラムを通して、御言葉を宣べ伝えるのです。「教会一致とグローバルな視点の提示」。そうです、聖なる公同の教会を信じる。一致と多様性を支えてくれます。「福音文化の普及と社会貢献」。いかに生活するか、いかなる生涯を送るか、文化活動の一切に関わる記事とコラムを目指すのです。
上記の報道理念を、「聖書をメガネに」と提唱しています。この提唱が毎週の多様な記事として表現され、全体に統一性を与えていると願うのです。
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