同志社大学法学部の冨沢克教授(68)=京都府亀岡市=が10日、酒気帯び状態で乗用車を運転し、歩道の街路樹に衝突したが、そのまま逃走したとして、道路交通法違反容疑で逮捕された。冨沢容疑者は容疑を認めているという。共同通信などが伝えた。
同通信やMBSによると、冨沢容疑者は10日午後1時半過ぎ、自宅近くの亀岡市南つつじケ丘桜台の市道を酒気気帯びの状態で運転していたところ、歩道の街路樹に衝突。そのまま逃走したという。
周辺住民が衝突音を聞き、110番通報。現場近くには、車のナンバープレートが付いたバンパーが落ちており、車のナンバーから冨沢容疑者が浮上したという。警察官が冨沢容疑者宅を訪れると、酒の匂いがし、冨沢容疑者は「酒を飲んで運転したことに間違いはありません。警察にばれたくなかった」(MBS)と話し、容疑を認めているという。
事故当時、歩道に人はいなく、けが人などはいなかった。
同志社大学のホームページによると、冨沢容疑者は、西洋政治思想史と政治理論が専門で、リベラル・ナショナリズムの研究をしているという。