長崎県平戸市の修道院で現金1万円を盗んだとして1月末に逮捕された、住所不定(本籍東京)、無職の小山淳二容疑者(55)が、九州5県で教会を狙った荒らしを繰り返していたとして2月28日、18件の窃盗容疑で追送検された。
調べによると、小山容疑者は昨年10月から今年1月にかけて、福島、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島各県の教会などに侵入して現金計107万円を盗んだ疑いがもたれている。教会の所在地が掲載されたハンドブックなどで下調べをし、教会関係者らが早朝ミサに出席する時間を狙って、人けのなくなった神父住居などに侵入していた。
小山容疑者は同じく教会を狙った窃盗罪などで服役し、昨年秋に出所したばかりであった。