【CJC=東京】英国の文豪ウィリアム・シェークスピア(1564~1616年)の同国中部にある墓を研究者が地中探査用レーダーを使って調べたところ、頭蓋骨がなくなっている可能性が高いことが分かった。24日付の英各紙報道として共同通信が伝えた。
墓はストラトフォード・アポン・エイボンのホーリー・トリニティー教会にあり、研究者は頭蓋骨が1794年に盗掘されたとの情報と合致するとしている。英テレビ局チャンネル4が文豪の没後400年に合わせたドキュメンタリーを放映するのを前に調査結果を公表した。
墓荒らしによる盗掘の情報は1879年に初めて出版物に記されたが、作り話だとの受け止めが主流だった。ただ、シェークスピアの頭蓋骨がなくなっているとの調査結果には、証拠が不十分だとして疑問視する専門家もいるという。