世界教会協議会(WCC)のサムエル・コビア総幹事が、13日から20日にかけて行われていた中央委員会で今期限りの辞任を表明。同委の再任要請には応えない意向を明らかにした。CJC通信が伝えた。
同通信によれば、同委は長時間議論したすえに、コビア総幹事の意向を受け入れることを決定。後任選考委員会を設置し、来年9月に行われる次期中央委での後任選出に向けて動き出すことになる。今年9月に開催される常議員会では、総幹事代行が選任され、コビア総幹事の今年末の任期満了後から後任総幹事選出まで任務に当たる。
中央委のウォルター・アルトマン議長は、後任選考委が世界中に候補者を捜す時間が必要として、「諸教会に候補者推薦の機会を与えたい」(同通信)と語っている。