クリスチャンが選んだ2007年度ベストムービーは、「Ratatouille(ラタツィ)」と「Amazing Grace」であった。
クリスチャンのオスカー賞ともいえるフェイス&バリューズ賞のベスト10映画の中から、家族映画部門では「Ratatouille」が、また成人映画部門では「Amazing Grace」がそれぞれ大賞を受賞したと米紙クリスチャンポストが報道した。
92年から始まったこのフェイス&バリューズ賞の受賞作は、映画制作会社クリスチャンフィルムとテレビジョン・コミッションによって選ばれる。対象作品は聖書的な価値観と家族を主題にした映画が主である。
この受賞式のハイライトの一つは、ジョン・テンプルトン財団が授与するエピファニー賞である。ジョン・テンプルトン財団から与えられるこの賞は、1987年創始者ジョン・テンプルトンによる財団創立以降大きな権威を持っている。
昨年度のエピファニー賞は映画「Amazing Grace」が受賞した。奴隷廃止の先頭に立った英国の政治家ウィリアム・ウィルバーフォースの生涯を描いたこの映画は、献身的なクリスチャンだった彼のことを大勢の人々に知らせるという大きな役割を果した。(BreatheCast)