栃木県日光市の林道に女性の遺体を遺棄したとして、栃木県警は22日、無職・羽野克志(かつゆき)容疑者(34)=大阪市西区=を死体遺棄容疑で逮捕した。遺体は羽野容疑者の妻(40)とみられている。時事通信などが伝えた。
同通信によると、羽野容疑者が22日、日光市の文挟(ふばさみ)駅近くで妻を殺して遺体を遺棄したなどと栃木県警に連絡。県警が調べたところ、林道の斜面に女性の遺体が遺棄されているのを見つけたという。遺体には目立った外傷はなく、羽野容疑者は3月中旬ごろ遺体を遺棄した疑いが持たれている。
日本テレビによると、羽野容疑者は手紙と電話で栃木県警に連絡。大阪市内にいたところを逮捕された。羽野容疑者は調べに対し、容疑を認めている。同通信によると、羽野容疑者は電話で「死に場所を探していた」という趣旨の話をしていたという。
警察は、遺体が羽野容疑者の妻とみて身元の確認を急ぐとともに、死因の特定や事件の経緯を調べる。
文挟駅は日光市小倉にあるJR日光線の駅で、日光線では唯一の無人駅。