世界福音伝道団の「第42回教会合同聖会」が11日、滋賀県栗東市の栗東芸術文化会館「さきら」で開催された。聖会テーマは、「一番大切なこと」。内田和彦氏(新改訳聖書刊行会編集委員)が講師としてメッセージを伝え、海外派遣宣教師からの報告、受洗30年・50年を迎えた信徒らへの祝福などが行われた。16の教会から約200人が集まり、同団が掲げる「神の恵みに生き、証する群れ」に従い、キリストにある一つの共同体としての意識を確認し、献身の思いを再び新たにする時を過ごした。
内田氏は、マルコの福音書12章28〜31節を引用。第一聖会「あなたの神である主を愛しなさい」では、神を褒め称えること、祈りの中で神の声に耳を傾けることの大切さを伝え、第二聖会「あなたの隣人を愛しなさい」では、隣人に対する愛を確認するための「7つのしもべ度チェック」を提示し、参加者らは自分がどれだけ隣人に仕えているのか、日ごろの姿勢を省みた。
海外宣教報告の時間では、モンゴルに派遣されている尾上慶子宣教師が現地での活動を報告し、これからの決意を語った。また、インドに向けての宣教準備を進めている佐山智恵美さんも挨拶をし、奉仕者として情熱をもって福音を宣べ伝えたいと、その思いを証しした。
この他聖会では、受洗30年を迎えた信徒2人と、50年を迎えた信徒4人が特別な祝福を頂いた。参加した牧師、教職者からメッセージが書かれた色紙を送られ、6人はこの日を迎えさせてくださった神様への特別な感謝の思いを祈った。