長野県塩尻市広丘野村の国道19号の交差点で1日朝、横断歩道を渡っていた登校中の小学生3人が車にはねられる事故があった。車は現場から立ち去ったが、事故の約15分後に塩尻市職員で、楢川診療所の主任看護師である上形鈴子容疑者(56)=塩尻市=が現場に戻り、警察が道交法違反(ひき逃げ)容疑などで逮捕した。中日新聞などが伝えた。
同紙やテレビ朝日によると、事故があったのは塩尻市広丘野村の国道19号にある九里巾(くりはば)交差点。信号機がある交差点で1日午前7時15分ごろ、児童らが青信号で横断歩道を渡っていたところ、上形容疑者が運転する車が信号を無視して交差点に直進。広丘小学校に通う1年の女子児童3人をはねたという。
上形容疑者は事故後、現場を立ち去ったが、現場から約100メートル離れたパチンコ店の駐車場に車を停め、約15分後に徒歩で現場まで戻ってきたという。
はねられた女児3人は顔を打撲するなどのけがを負ったが、いずれも軽傷。朝日新聞によると、上形容疑者は当時、塩尻市役所へ出勤する途中で、「私が事故を起こしました」と容疑を認めている。中日新聞によると、上形容疑者は塩尻市の健康福祉事業部付課長補佐。