バチカンとモスクワ総主教庁の共同声明によれば、教皇フランシスコとキリル・モスクワおよび全ロシア総主教は、12日にキューバで、初めての会見を持つことが明らかになった。バチカン放送局やロシア正教会の公式サイトなどが伝えた。
教皇は今月12日から18日までメキシコを司牧訪問するが、同時期、キリル総主教がキューバを公式訪問することから、メキシコ到着前の12日キューバに立ち寄ることで、総主教との出会いが可能になった。
声明によれば、カトリック教会とロシア正教会の最高指導者のこの出会いは、長い時間をかけて準備されたものであり、史上初めてのものとなる。この会見は、両教会の関係において重要な足跡をしるすこととなる。
バチカンとモスクワ総主教庁は、この会見が全ての善意の人々の希望のしるしとなることを願うとともに、全てのキリスト者に対し、この出会いを神が祝福し、よい実りをもたらすよう祈ってほしいと招いている。
声明によると、この会見ではハバナのホセ・マルティ国際空港で個人的な会話が行われ、そして共同宣言への署名がなされるという。