愛知県岩倉市中央町のパチンコ店「キクヤ岩倉店」に14日深夜、強盗が入った。フルフェースのヘルメットをかぶった男が、売上金約680万円を奪ってスクーターで逃走した。話していた言葉から、外国人の犯行の可能性があるという。国内各紙が伝えた。
産経新聞や毎日新聞によると、事件当時、キクヤ岩倉店は既にこの日の営業を終えており、女性店員(45)が清掃をしていたところ、店の出入り口付近でフルフェースヘルメットをかぶった黒づくめの男を発見。男性店員(30)が近づいたところ、男は刃物を突き付け男性店員を人質に取る形で店内に入った。
男は金を要求し、2階の事務所で店長(36)らが金庫にあった売上金679万1000円を男が持っていたリュックサックに入れると、スクーターで逃走した。
男は20〜30代とみられ、身長は約175センチ。黒のジャンパーとズボンを着用し、黒のフルフェースヘルメットをかぶっていた。逃走したスクーターも黒だという。話していた日本語がたどたどしいものだったことから、外国人の可能性があるという。
事件当時、キクヤ岩倉店は既にこの日の営業を終えていたため、店員ら約10人が掃除などをしていた。刃物を突き付けられた男性店員も含め、けが人はいなかったという。