茨城県ひたちなか市のパチンコ店「ガイアひたちなか店」に隣接する景品交換所で4日、強盗が入り現金約580万円が盗まれたとみられていた事件で、強盗が入ったのは嘘(うそ)で、従業員の男が知の男と共謀して自作自演したものであったことが分かった。朝日新聞などが伝えた。
同紙などによると、茨城県警は7日、強盗を自作自演し、現金約580万円などを盗んだとして、景品交換所の従業員、藤咲正治容疑者(43)=ひたちなか市=と、藤咲容疑者の知人の会社員、池田靖容疑者(31)=水戸市=の2人を窃盗容疑で逮捕した。
強盗犯に扮した池田容疑者が4日午前0時10分ごろ、ガイアひたちなか店に隣接する景品交換所に押し入り、当時勤務中だった藤咲容疑者が強盗に遭ったことを装い、110番通報したという。産経新聞によると、2人は現金以外にも防犯カメラの映像を記録するレコーダーも盗んだという。
供述に不審な点があり、警察が追求したところ、「強盗は嘘です。池田と相談して現金を盗み、山分けした」(テレビ朝日)などと話し、強盗の自作自演を認めたという。