長崎県雲仙市国見町で29日午前、駐車場に停車していた観光バスが炎上する火災が発生した。火は約1時間後にほぼ消し止められた。この火災によるけが人はいないという。共同通信が伝えた。
同通信によると、バスは社員旅行で使われていたもので、乗客が食事を終え、運転手がエンジンをかけた直後に出火したという。運転手はバッテリー付近から出火したと話しており、車体中央部が炎上した。
パトロール中の長崎県警交通機動隊員が29日午前11時半ごろ発見。近くのコンビニの女性店員は、黒煙が見えたと話す一方、爆発音が聞こえたとも話している。警察が詳しい出火原因を調べている。
観光バスの火災は、前日28日朝にも東京都豊島区のJR池袋駅近くで発生している。この火災でも、乗客がバスに乗っていなかったことから、けが人などは出なかった。この火災では、電気系統のトラブルが出火原因とみられている。