群馬県太田市東長岡町にある「東長岡町交番」に25日午後4時20分ごろ、高齢者の送迎中だったワゴン車が突っ込んだ。運転手の漆沢好成さん(53)=同県太田市=が死亡し、乗っていた高齢者8人のうち男女3人が軽傷を負った。国内主要紙が伝えた。
毎日新聞や産経新聞の報道によると、ワゴン車はデイサービス施設の送迎用の車。運転手の漆沢さんの他に、70〜80代の男女8人が乗っていたが、国道122号と県道が交わる交差点近くにあった東長岡町交番に、レンガブロックを乗り越えて突っ込んだ。同乗者は、漆沢が交差点に入る前に急にいびきをかき始めたと話しているという。
漆沢さんは今年4月から送迎を担当しており、事故があった25日も朝から勤務していたという。これまでに事故もなく、デイサービス施設側では持病なども把握していなかったとしている。
ワゴン車は東長岡町交番のガラスなどを割り、のめり込むように交番の奥まで突っ込んだが、事故当時は無人であったため、交番の署員にけが人はなかった。