札幌市北区の陸橋で21日朝、ワゴン車やトラックなど車16台が絡む衝突事故があった。この事故により、男女4人がけがをした。路面は当時、ブラックアイスバーン状態だったという。北海道新聞などが伝えた。
同紙や日本テレビによると、事故は21日午前6時55分ごろ、北区篠路町拓北のJR学園都市線をまたぐ陸橋「あいの里こ線橋」で発生。前を走るトラックにワゴン車が追突し、後続の車14台が玉突き事故を起こして、合わせて16台が絡む事故となった。
一方、産経新聞やテレビ朝日は、計20台以上の車が事故を起こしたと伝えている。
札幌のこの日朝の最低気温は1・1度で、警察はブラックアイスバーンによるスリップが原因とみて詳しい事故の経緯を調べている。
ブラックアイスバーンとは、凍結路面の一種。見た目は単なる湿潤路面のようだが、路面に薄い氷の膜ができ凍結している状態。凍結に気付かないことも多く、夜間は特に危険。