日本ハリストス正教会教団の東京復活大聖堂教会(東京都千代田区、通称ニコライ堂)で司祭を務める著者による新刊本。
本書の章は、序章、第1章「暦の日付」、第2章「斉から祭へ」、第3章「奉神礼の基本」、第4章「時課・聖体礼儀」、第5章「その他の奉神礼」、第6章「大祭と小祭」、第7章「大斉と受難週間」、第8章「復活大祭と復活祭期」、第9章「十二大祭とその他の主な祭」、終章からなっている。
本書を出版したロシア文学の出版社である群像社(神奈川県横浜市)は、本書について、「ギリシャをはじめロシア、東欧で生活習慣の基盤となっている正教会の祭と暦。正教になじみのない人には祭の意味を知り参加することが一番の理解の近道。正教の司祭が十二大祭をはじめ主な宗教行事とその背景を分かりやすく解説。これ一冊で正教の基礎が分かる必携書」と説明している。
著者のクリメント北原史門神父は本紙に対し、「旧暦・新暦、いずれの降誕祭でも、また他の祭に際しても、正教会に興味のある方に読んで頂ければうれしく存じます」と語った。
本書について詳しくは、群像社の公式サイトで。
クリメント北原史門著『正教会の祭と暦』群像社、2015年11月発行、定価900円(税別)