広島市中区の市立中学校で、20代の男性教諭が、中学1年の男子生徒8人の口元にカッターを突き付け指導していたことが分かった。当時は歌の練習中で、教諭は「口を開ける幅を示すため」だったと言い、カッターの刃は出ていなかったと主張している。一方、複数の生徒は刃が出てていたと話しているという。国内各紙が伝えた。
報道によると、教諭は英語の担当だが、担任学級が合唱の練習を音楽室で行っている際、自習の監督として音楽室におり、英語の教材をカッターを使って作っていた。この際、男子生徒8人に口を大きく開けるよう、カッターを口元に近づけながら指示したという。
保護者が11月20日に学校に連絡し、学校が調査をしていた。スポーツ報知紙によると、広島市教育委員会は17日、不適切な指導だったとして、教諭に対し1カ月間の減給処分(10分の1)を命じた。学校による調査後、教諭は自宅待機しており、謝罪のコメントをしている。
一方、読売新聞によると、この教諭は11月18日には、生徒間のけんかを仲裁する際、生徒の尻を蹴っていたことも分かったという。