名古屋市の愛知県警北署で使われていた電源タップ内に盗聴器が仕掛けられていたことが、10日までに分かった。盗聴器が仕掛けられた電源タップは、北署内の執務室で使われており、署外の一般人が訪れる場所ではないため、内部関係者が設置した可能性もあるという。共同通信などが伝えた。
同通信によると、民間業者が12月上旬、北署から盗聴用の電波が出ていることを偶然発見し、通報したという。盗聴器が仕掛けられた電源タップは複数の差し込み口があるプラグ型のもので、中日新聞によると、延長コードにつないで使われていたという。
愛知県警は県内の他の警察署にも盗聴器が仕掛けられていないか一斉点検するとともに、誰が盗聴器を設置したかなどを調べる。